値段を変えると、売れる数も変わる?
お店で売っている商品の値段を下げたら、もっとたくさん売れると思いませんか?
実は、いつもそうとは限りません。
例えば、急に雨が降ってきたときに買うビニール傘を考えてみましょう。
もし、コンビニでビニール傘が100円で売っていたら、たくさん買う人がいるかもしれません。
でも、急に雨が降って困っているときは、500円でも買う人はいるはずです。
このように、値段を変えても、売れる数がほとんど変わらない商品もあります。
目次
値段と売れる数の関係:価格の弾力性
値段と売れる数の関係を「価格の弾力性」といいます。
- 価格の弾力性が大きい ➞ 値段を少し変えるだけで、売れる数が大きく変わる
- 価格の弾力性が小さい ➞ 値段を変えても、売れる数はあまり変わらない
値段を下げる=良いこと?
もし、価格の弾力性が小さい商品なのに、値段を下げてしまったらどうなるでしょうか?
売れる数はあまり変わらないのに、1個あたりのもうけが減ってしまうので、お店にとっては損をしてしまいます。
だから、お店の人は、商品の価格弾力性を考えて、適切な値段をつける必要があるんです。
なんでコンビニのビニール傘は高いの?
コンビニのビニール傘が高いのは、急に雨が降ったときに「どうしても傘が必要!」という人が多いからです。
つまり、ビニール傘は価格の弾力性が小さい商品なので、多少高くても売れるんですね。
まとめ
お店で売っている商品の値段は、ただなんとなく決めているわけではありません。
「価格の弾力性」という考え方を使って、商品の種類や状況に合わせて、一番良い値段を決めているんです。
商品の値段を決める時は今回の内容を思い出してみてくださいね。
投稿者プロフィール
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株式会社生活経営サポート DXIT経営支援事業部 事業部長
年齢: 1997年生まれ
所属団体: 大阪府中小企業診断士協会
経歴
エンジニアを経て、現在は税理士事務所でIT・経営・会計を担当。
IT業界では大規模システム運用やウイルス対応などの経験があります。
保有資格
中小企業診断士|応用情報技術者|簿記2級|統計検定2級|LPIC-303|Oracle Silver|CCNA|Python認定基礎試験
専門分野
経営支援、ITと会計のビジネス支援
目標
「自由と楽しさを実現する新しいITコンサルティング」を理念に掲げ、未経験の方でも分かりやすくITや金融・経営の情報を発信しています。
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