経済学ってなんだろう? 意外と身近な学問の奥深さを探る!

「経済学」と聞くと、難しそうな数式やグラフを思い浮かべるかもしれません。

でも、実は経済学は私たちの生活に密接に関わっていて、意外と身近な学問なんです。

今回は、経済学とは何か、その歴史や特徴、そしてどんなことを研究しているのかをわかりやすく解説します。

経済学の定義とは?

経済学は、一言でいうと「人々がどのように資源を使って生活し、社会がどのように発展していくのかを研究する学問」です。

もう少し詳しく言うと、

  • モノやサービスの需要と供給の仕組み
  • お金の流れ
  • 国の経済政策
  • 企業の行動
  • 人々の消費行動

など、私たちの生活に関わるあらゆることを研究対象としています。

経済学の歴史

経済学は、18世紀にイギリスの経済学者アダム・スミスが「国富論」を出版したことをきっかけに、本格的に発展しました。

その後、さまざまな経済学者が登場し、それぞれの時代背景や思想に基づいて、経済学の理論を深めていきました。

大学によって派閥があり、仲が悪かったりするのも面白いですね。

  • アダム・スミス(古典派経済学)
    • 資本主義の工場生産について論じ、「経済学の父」と呼ばれています。
    • 主著『国富論』は、自由な市場経済を重視し、「見えざる手」によって社会全体の利益が最大化されると説きました。
  • カール・マルクス(マルクス経済学)
    • 資本主義社会における労働者階級の搾取を問題視し、資本主義の矛盾を指摘しました。
    • 労働価値説に基づき、資本主義の崩壊と社会主義への移行を主張しました。
  • ジョン・メイナード・ケインズ(ケインズ経済学)
    • 1930年代の世界恐慌を背景に、市場の失敗を認め、政府の積極的な介入を提唱しました。
    • 有効需要の創出による雇用拡大を重視し、現代のマクロ経済学に大きな影響を与えました。

経済学の特徴

経済学は、他の学問と比べて、数学を積極的に活用している点が特徴です。

複雑な経済現象を分析するために、数式やグラフを用いて理論を構築します。

また、経済学は社会科学の一分野であり、人々の行動や社会の仕組みを研究対象としているため、実験や観察が難しいという側面もあります。

そのため、理論と現実のデータとの整合性を確認することが重要となります。

経済学の2つの側面

経済学には、大きく分けて2つの側面があります。

  1. 理論経済学: 経済現象を説明するための理論モデルを構築する分野です。ミクロ経済学(個人の行動)とマクロ経済学(国全体の経済)に分けられます。
  2. 実証経済学: 現実の経済データを使って、理論の検証や政策の効果を分析する分野です。統計学や計量経済学の手法を用います。

経済学は何を研究しているの?

経済学は、私たちの生活に関わる幅広いテーマを研究しています。例えば、

  • なぜ物価は上がるの?
  • 景気が良くなるとはどういうこと?
  • 企業はどうやって利益を上げるの?
  • 政府はどんな経済政策をとればいいの?

といった疑問に答えるための理論や分析を提供しています。

まとめ

経済学は、一見難しそうに見えますが、私たちの生活に密接に関わっている学問です。

経済学を学ぶことで、

  • 世の中の仕組みを理解できる
  • 経済ニュースを深く読み解ける
  • 将来のキャリアを考えるヒントになる

など、さまざまなメリットがあります。

ぜひ、この機会に経済学の世界に触れてみてください。

投稿者プロフィール

今一茂実
今一茂実中小企業診断士・応用情報技術者・8個資格保有
株式会社生活経営サポート  DXIT経営支援事業部 事業部長

年齢: 1997年生まれ
所属団体: 大阪府中小企業診断士協会

経歴
エンジニアを経て、現在は税理士事務所でIT・経営・会計を担当。
IT業界では大規模システム運用やウイルス対応などの経験があります。

保有資格
中小企業診断士|応用情報技術者|簿記2級|統計検定2級|LPIC-303|Oracle Silver|CCNA|Python認定基礎試験

専門分野
経営支援、ITと会計のビジネス支援

目標
「自由と楽しさを実現する新しいITコンサルティング」を理念に掲げ、未経験の方でも分かりやすくITや金融・経営の情報を発信しています。