中小企業診断士ってなに?③
中小企業診断士の説明はこれが最後になります。
中小企業診断士は独占業務がないため、仕事は多岐にわたります。
例えば、コンサル業務の他に、準公務員として窓口相談を受けたり、補助金の申請を手伝ったり、講師や執筆などがあります。
同じ中小企業診断士同士でも人によって行っている業務が全然違っていたりするので、他の士業と比べて仕事の取り合いが発生しづらいと言われています。
そのため、交流が盛んで横のつながりが他の士業と比べて強くなっています。
中小企業診断士は金融、製造、保険、ITと様々な業界の人が登録しており、業界の裏話でよく盛り上がります。
意外と飲みの席で最初に裏話をするのは、その会で一番のお偉いさんだったりします。
中小企業診断士は管理職の人が取ることが多い資格ですが、私のように20代でも資格さえとれば管理職レベルの人と会話する機会が増えます。
おかげさまで、仕事の進め方を直接教えてもらえたり、仕事では絶対に聞けない話などを聞くことができました。
逆に「今の若者ってそうなの?」って驚かれたり、普段話す機会が無い年齢同士で話すことは本当に楽しいです。
興味がある人は診断士や、他士業の先生と話してみると面白いと思います。
まとめ
中小企業診断士とは国から認められたコンサルタントです。
コンサルの目標は企業を成長させること。
他の士業と違って独占業務がないため、業務内容は多岐にわたります。
最後に中小企業診断士協会の説明も載せておきます。
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。
(出典:一般社団法人 中小企業診断協会「中小企業診断士制度について」)
投稿者プロフィール
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株式会社生活経営サポート DXIT経営支援事業部 事業部長
年齢: 1997年生まれ
所属団体: 大阪府中小企業診断士協会
経歴
エンジニアを経て、現在は税理士事務所でIT・経営・会計を担当。
IT業界では大規模システム運用やウイルス対応などの経験があります。
保有資格
中小企業診断士|応用情報技術者|簿記2級|統計検定2級|LPIC-303|Oracle Silver|CCNA|Python認定基礎試験
専門分野
経営支援、ITと会計のビジネス支援
目標
「自由と楽しさを実現する新しいITコンサルティング」を理念に掲げ、未経験の方でも分かりやすくITや金融・経営の情報を発信しています。
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